ゼラニウムがとにかく大好き♡
わたしに必要な香りなんでしょうけど‥どんな効果があるのか教えてください。
日々の体調や、ホルモンバランスの変化によって、惹かれる香りは変わりますよね。
多くの女性を魅了する「ゼラニウム」の効果とアロマレシピをご紹介しましょう!
ゼラニウム精油(エッセンシャルオイル)とは?
ストーリー
ゼラニウムの原産地は南アフリカ。
エジプト産のゼラニウムが、世界的に高く評価されています。
ゼラニウムは、1m程度まで生育する多年生の低木で、葉が香る植物です。
女性用の香水だけでなく、男性用の香水にも重宝される香り。
中世ヨーロッパでは、魔除けとして玄関先や窓に置かれてきました。
特徴
ゼラニウム(またはペラルゴニウム)には200以上の品種がありますが、エッセンシャルオイルのために蒸留される品種はごくわずかです。
ローズゼラニウムはバラの香り、ブルボンゼラニウムはやや軽いリンゴのような香り。グリーン系の葉っぱの香りにバラの香りが合わさった感じがします。
心身のさまざまな「バランス」を整える働きがあるとされ、女性特有の症状や不調の緩和、スキンケアによく使用されます。
基本データ
香りの系統:フローラル系
精油名 | ゼラニウム |
学名 | 《ローズゼラニウム》Pelargonium graveolens 《ブルボンゼラニウム》Pelargonium asperum |
科名 | フウロソウ科 |
抽出部位 | 花、葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
産地 | 《ローズゼラニウム》エジプト、フランス、中国 《ブルボンゼラニウム》レユニオン島 |
主な成分 | シトロネロール(~50%)、ゲラニオール(~20%)、リナロール、蟻酸シトロネリル、イソメントン |
ノート | ミドル |
支配星 | 金星 |
星座 | 牡牛座、天秤座 |
パワーストーン | ロードクロサイト、ストロベリークォーツ |
チャクラ | 第2チャクラ、第4チャクラ |
キーワード | バランス、ユーモア、喜び、安心、受容 |
エネルギーの質 | ポジティブで楽しく前進する力、必要のないものは断ち切る強さ |
イメージ | イシュタル(愛と戦いの女神) |
ゼラニウムの注意点
妊娠初期は避けること
ゼラニウム精油の使い方
吸入・拡散、マッサージ、入浴、湿布、コスメ
ブレンドして合うオイル
イランイラン、スイートオレンジ、カモミール、カルダモン、グレープフルーツ、サンダルウッド、ジャスミン、ネロリ、パルマローザ、マンダリン、メリッサ、ラベンダー、ローズマリー、レモン、フランキンセンス、ベンゾインなど
特に、ラベンダー、グレープフルーツ、サンダルウッド、ベンゾインなどの精油と合います。ゼラニウムは、主張がやや強いので、少なめに使用すると良いですよ。
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ゼラニウムの主な作用
強壮作用(肝臓、腎臓、膵臓)、抗うつ作用、抗炎症作用、抗菌作用、抗真菌作用、調整作用(ホルモン、皮脂、心理)、鎮静作用、瘢痕形成作用、リンパ強壮作用
皮膚への作用
ゼラニウムは、皮脂のバランスをとる働きがあるので、スキンケアによく使用されます。
保湿や、ニキビ・乾癬・湿疹など皮膚の不調改善に役立ちます。
乾燥肌や脂性肌、混合肌、どの肌タイプの人でも。スキンケアや皮膚のトラブル全般に広く使えます。
身体への作用
熱を冷まし、気や血液の流れを滑らかにする作用があります。
女性のホルモンバランスのサイクルも整えてくれるので、生理前や更年期の不調におすすめ。
セルライト、むくみの改善にも役立ちます。
また、男性も年を重ねるとホルモンの分泌が減り、心身のバランスを失いがちなので、中高年の男性に人気の香りです。
心への作用
自尊心を高めるとされています。
ゼラニウムのエネルギーは、心をしっかりとグラウンディングさせて、気分の変化をサポートしてくれます。
また、身体は疲れているのに「頭では休んじゃダメ!」と考えて無理しているときにも役に立ちます。
自分の気持ちを抑えてしまいがちな人の「創造力」や「直感力」に働きかけます。
その結果、安心感と安定感が生まれ、自尊心を高めることにつながります。
そういえば最近、仕事ばかりで、自分の心地よさとか、気持ちが置き去りになってたかも…
強さと華やかさが漂うゼラニウムのオイルは、仕事もプライベートも無理せず、あなたらしく。新しい可能性を広げるのをサポートしてくれる香りに感じます。
ゼラニウムアロマとスピリチュアル
中世ヨーロッパでは、ゼラニウムを庭で育てたり、家の中に鉢を置くと、魔除けになる。身を守ることができ、健康な体を作れると信じられていたようです。
また、ゼラニウムは、母なる大地(地球)と共鳴します。
ゼラニウムとチャクラ
ゼラニウムは、第2チャクラと第4チャクラに影響を与えます。
喜びにあふれた香りで、ハートがワクワクする方向に従って生きる感覚を教えてくれます。
気を使いすぎていると、意味もなくイライラしたり、不機嫌になったり、元気が出ないことがあります。
ゼラニウムは、愛と創造、保護や癒し、豊かさのエネルギーが宿るアロマです。
この香りは、他人にどう思われるかや、被害者意識を手放して、自分自身のさまざまな本音に気づけるように導きます。
さらに、パートナーシップにも効果的で、不満や怒りを鎮め、調和とユーモアのある関係へと導きます。
あらゆる場面で「喜びを感じたい!」そういう時に役立つオイルです。それでは、ゼラニウムを使ったアロマレシピご紹介しましょう。
ゼラニウム精油の幸せレシピ6つ
♢花嫁の願い:練り香水レシピ
永遠という意味の「エバーラスティング」の別名を持つヘリクリサムと、気分を明るくしてくれるグレープフルーツ、安心を促すゼラニウム、前向きな気持ちにさせてくれるローズウッドで花嫁を祝福する香り。
まだ予定はなくても、幸せな未来へと導いてくれそうな香りです。
《20g分のレシピ》
- グレープフルーツ3滴
- ゼラニウム3滴
- ヘリクリサム3滴
- ローズウッド3滴
- ココナッツオイル15ml
- ミツロウ5g
- 20gの保存容器
《作り方》
- ボウルにココナッツオイルとミツロウを入れて湯せんにかける
- ミツロウが完全に溶けたら湯せんをやめて粗熱をとり、保存容器に移す
- ②に精油を加え、よく混ぜ合わせ半日おいて固まったら完成
※使用期限は約1ヶ月
♢PMS(月経前症候群):バスオイルレシピ
《1回分のレシピ》
- ゼラニウム3滴
- ナナミント2滴
- レモン2滴
- 無水エタノールまたは蜂蜜大さじ1
《作り方》
- 無水エタノールまたは蜂蜜と精油を、よく混ぜ合わせたら完成
- 使う前によく混ぜましょう
※使用期限は約1週間
♢新しいアイデアに出会う香り:マグカップレシピ
新しいアイデアや、解決策を見つけたい、たくさん出たアイデアを着地させたい時におすすめ。
独創性を促すクローブ、ユーモアを促すゼラニウム、地に足をつけるネロリの組み合わせです。
蘭の花のようなゴージャスで甘い香りが、脳を刺激するレシピです。
《6~8畳の部屋のレシピ》
- クローブ2滴
- ゼラニウム3滴
- ネロリ1滴
- マグカップ
《作り方》
- マグカップに7分目ほどお湯(60~70度程度)を入れ、精油を垂らす
- 蒸気と一緒に部屋に香りを広げる
※濃度が高いので、直接吸入しないでください
♢地道な作業を楽しむ香り:ハンカチ吸入レシピ
常にワクワクすることばかりではなく、日々の生活はコツコツ地道な作業に支えられていると思います。
頭脳明晰作用のあるユーカリ、脳を活性化してくれるスイートマジョラム、着実さを促してくれるゼラニウムのブレンドで。
《1回分のレシピ》
- ゼラニウム3滴
- マジョラム・スイート2滴
- ユーカリ1滴
- ドロッパー付きの遮光ビン5ml
《作り方》
- ドロッパー付きの遮光ビンに精油を入れ、ブレンドした精油を作る
- ハンカチやティッシュに①を1~2滴垂らし香りを吸入する
※色がつくことがあるので、シミがついても大丈夫なものを使います。また、精油がついた部分は内側にして、直接肌に触れないようにしましょう。
♢肌の乾燥予防に:クレンジングオイルレシピ
乾燥する前のケアで、肌をしっとりさせよう!
細胞成長促進作用のあるゼラニウムのクレンジングオイルです。
《約2回分のレシピ》
- ゼラニウム2滴
- スイートアーモンドオイル10ml
- 10mlの保存容器
《作り方》
- 保存容器にスイートアーモンドオイルと精油を入れ、よく混ぜ合わせたら完成
- 使う前によく混ぜましょう
※使用期限は約1週間
♢目に見えない不安に:ハンドクリームレシピ
レモン果汁たっぷりのレモネードの香りがします。
完璧を求めすぎて疲れる人の不安を鎮めるゼラニウム、気の流れをなめらかにするラベンダーとメリッサをブレンド。
メリッサは、たくさんの原料から、わずかしか取れない希少な精油です。
元気が出ない時、気分を前向きにするのに役立ちます。
希少なメリッサは、ハンカチやコットンに垂らして、必要な時に取り出して楽しむ使い方が一般的。ハンドクリームにもおすすめの精油です。
《20g分のレシピ》
- ゼラニウム1滴
- メリッサ1滴
- ラベンダー2滴
- スイートアーモンドオイル10ml
- アボカドオイル5ml
- ミツロウ3g
- シアバター2g
- 20gの保存容器
《作り方》
- ボウルにスイートアーモンドオイル、アボカドオイル、ミツロウを入れて、湯せんにかける
- ミツロウが完全に溶けたら、シアバターを加え、完全に溶かす
- 湯せんからおろして粗熱をとり、保存容器に移す
- ③に精油を加え、よく混ぜ合わせて半日ほど置いて固まったら完成
※使用期限は約1カ月
参考文献
「アロマセラピー完全ガイド 」サルバトーレ・バタリア著
「アロマテラピー精油事典」 バーグ文子著
「AROMATIC ALCHEMY」 バーグ文子著
「365日のアロマレシピ」小泉美樹著
「つねに幸せを感じるアロマとチャクラのレッスン」 小林ケイ著