カモミールローマン精油の効果効能「心身の癒し」アロマセラピー精油事典

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カモミールローマン精油

ストーリー

ヨーロッパ全域で、カモミールの花は、消化器系の不調を癒すため、皮膚や粘膜の炎症のために使用されてきた歴史があります。

カモミール「Chamomile」の名前は、「Chamai (大地)」と「 Melon(りんご)」の2つのギリシャ語を組み合わせたものです。

大地のりんごを思わせるような、香りがします。

特徴

カモミール・ローマンは、西ヨーロッパ原産の多年草で、ジャーマン(60cm)に比べて背が低く20cmほど。

また、茎は横に這うように伸びる特徴があります。

  • カモミール・ローマンには、エステル系が豊富に含まれているので、スキンケアや精神面に、吸入や湿布、マッサージに適しています。
  • カモミール・ジャーマンは、皮膚炎や痒みなどに、局所的に使うのに適しています。

基本データ

香りの系統:フローラル系

精油名カモミール・ローマン
学名Anthemis nobilis
Chamaemelum nobile
科名キク科
抽出部位花を含む先端部
抽出方法水蒸気蒸留法
産地イギリス、ベルギー、フランス、ハンガリー
主な成分エステル類(80%):アンゲリカ酸ブチル、アンゲリカ酸イソブチル、酢酸イソブチル
ケトン類(〜10%) :ピノカルボン
モノテルペン類:α-ピネン、サビネン、カンフェン、リモネン
セスキテルペン類:カマズレン、カリオフィレン、コパエン、カジネンなど
薄い黄色
ノートミドルノート
香りりんごを思わせる香り
禁忌・注意妊娠中、キク科アレルギーの人は控える
血圧を下げる作用があるので低血圧の人は注意
支配星月(古代エジプト人は太陽)
星座蟹座
パワーストーンタンザナイト、ムーンストーン、アジュライト
チャクラ第2チャクラ、第5チャクラ
キーワード癒し、調和
エネルギーの質やわらげ、落ち着かせる
イメージダイアナ(月の女神)、ルナ(月神)

カモミールローマンの効果効能

以下のことに効果があると言われています。

鎮痛、鎮静、抗炎症、殺菌、消毒、抗アレルギー、駆風、排胆、消化促進、通経、強肝、健胃、発汗促進、癒傷

皮膚への作用

肌を落ち着かせる作用があるので、敏感肌、赤みのある肌、乾燥肌に効用があります。

また、シミ対策にも使用されます。

皮膚の代謝を高め、内側からキレイになる効果が期待できるでしょう。

身体への作用

よく使用されるケースは、消化器症状(消化不良、下痢や食欲不振)です。

中医学によれば、カモミール・ローマンは気の流れがスムーズになるように手助けをします。

神経を緩め、痛みを和らげてくれる。

そのため、消化不良、緊張、頭痛、無月経、月経困難症、PMSなどに役立ちます。

心への作用

頭と脳を休めると言われており、抗うつ・不安、ストレス症状、頭痛、不眠症によく使用される香りです。

他にも、怒りっぽくなっているときや、心が満たされないと感じる時に役立ちます。

スピリチュアルな作用

カモミール・ローマンは、スロートチャクラ(第5チャクラ)と関係があります。

ありのままの自分を知り、「最高バージョンのあなた」を表現するのを助けてくれるとされます。

心が穏やかになり、全体的な調和へと向かいます。

カモミールローマンの使い方

吸入・拡散、マッサージ、湿布、コスメ

ブレンドして合うオイル

イランイランスイートオレンジ、クラリーセージ、グレープフルーツサンダルウッドシダーウッドゼラニウムネロリ、フランキンセンス、ベンゾインなど

カモミールは香りが強いので、ブレンドするときは少量使用するのが良いです。

ブレンドの例

ストレス軽減に:カモミールローマン、クラリーセージ、フランキンセンスまたはイランイラン
心の疲れに:カモミールローマン、ネロリ、プチグレン
生理痛に:カモミールローマン、マジョラム、ゼラニウム

カモミール・ローマンの精油を初めて購入するとしたら、『生活の木』がオススメです。

お値段がやや高めなので、少量(1mlとか3ml)で試せると嬉しいかなと思います。

カモミールローマンのおすすめの使い方

心に働きかけるカモミールローマンは、ロールオンにしておくと使いやすいです。

仕事や勉強で気分転換したい時や、リラックスしたい時に取り出して、手を汚さずコロコロできるので安心。

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作るのが面倒なら、ニールズヤードのロールオンアロマが人気です。

ふんわりと優しい自然の香りなので、あまり持続しませんが、場所を選ばず、その時の気分に合わせて7つの香りから選べます。

参考文献

「アロマセラピー完全ガイド 」サルバトーレ・バタリア著
「アロマテラピー精油事典」 バーグ文子著
「AROMATIC ALCHEMY」 バーグ文子著

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