カモミールジャーマン精油の効果効能「力強く癒す」アロマセラピー精油事典

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カモミールジャーマン精油

カモミールについては、古代エジプトやギリシャ、ローマ時代の医学書にも記載れています。

何世紀にもわたって、消化器系の不調を癒すためや、皮膚疾患や痛みの緩和、不安の解消、また睡眠を促すためなどに使用されてきました。

カモミール「Chamomile」の名前は、「Chamai （大地）」と「 Melon（りんご）」の2つのギリシャ語を組み合わせたものです。

一年草で、高さは60cmほどまで成長します。

世界中で最も飲まれているハーブティのひとつでもあります。

カモミールジャーマンは、りんごを思わせるような香り（ローマンよりやや重め）がします。

ただ、希釈していない原液では香りが強いので、クサイと感じる人が多いようです。

香りの系統：フローラル系

精油名	カモミール・ジャーマン
学名	Matricaria recutita Matricaria chamomilla
科名	キク科
抽出部位	花
抽出方法	水蒸気蒸留法
産地	ドイツ、エジプト、ハンガリー、ブルガリア、スペイン
主な成分	オキシド類(〜50%):ビサボロールオキシドA(〜25％)、B(〜10%)ビサボレンオキシドセスキテルペン類(40％):β-ファルネセン(〜30%)、カマズレン(〜10%)、ビサボレンセスキテルペノール類:α-ビサボロール(〜30%)、スパツレノール、ファルネソール
色	濃い藍色
ノート	ミドルノート
香り	りんごを思わせる香り
禁忌・注意	妊娠中、授乳中、キク科アレルギーの人は控える
支配星	月（古代エジプト人は太陽）
星座	蟹座
パワーストーン	タンザナイト、ムーンストーン、アジュライト
チャクラ	第2チャクラ、第5チャクラ
キーワード	癒し、調和
エネルギーの質	やわらげ、落ち着かせる
イメージ	ダイアナ（月の女神）、ルナ（月神）

以下のことに効果があると言われています。

鎮痛、鎮静、抗炎症、殺菌、消毒、駆風、瘢痕形成、胆汁分泌促進、肝性、消化促進、通経、傷の治癒、うっ滞除去

カモミールジャーマンには、皮膚の炎症や痒みを鎮静させる効果や痛みを軽減する作用があるとされています。

よく使用されるケースは以下です。

胃腸の調子を整えてくれるので、食欲不振や痛みを伴う消化不良に使用できます。

中医学によれば、ジャーマンカモミールは気の流れがスムーズになるように手助けをします。

神経を緩め、痛みを和らげてくれる。

そのため、緊張、不眠症、頭痛、消化不良、膀胱炎、月経痛、PMSなどに役立ちます。

心身ともにリラックスさせてくれます。

特に役立つのは、自分らしさを見失っているとき。

以下のようなときにオススメします。

吸入・拡散、マッサージ、湿布、コスメ

カモミールは香りが強いので、ブレンドするときは少量使用するのが良いです。

皮膚炎やかゆみに：カモミールジャーマン、ヘリクリサム
胃の痛みに：カモミールジャーマン、ネロリ、プチグレン
PMSに：カモミールジャーマン、ローズオットー

カモミール・ローマンの精油を初めて購入するとしたら、『生活の木』がオススメです。

お値段がやや高めなので、少量（1mlとか3ml）で試せると嬉しいかなと思います。