日常生活をマインドフルネスに
マインドフルネスの楽しさや面白さが本当に分かるのは、日常生活に取り入れられるようになった時です。
面白さ?考えたことなかったです。
マインドフルネスは、練習ですから、完璧じゃなくて良いんです。
その日にできることを、無理せずコツコツ続けていくと、自然と楽しくなっていきますよ。
マインドフルネスとは?
マインドフルネスとは、今この瞬間に100%意識を向けている状態のこと
過去の記憶を思い出したり、未来に不安を抱いたりせず、「今この瞬間」にいて、周囲の人々や自分がしていることと一体であること。
「夢中になる」とか、「没頭している状態」とも言えます。
はじめは、一人の時に実践する方が簡単。慣れてきたら、人と関わるとき、家の中と外の区別もなくして、楽しく練習してみてください。
マインドフルネスな日常とは?
瞑想は5分、20分、30分とまとまった時間が必要になります。
オフィスで仕事をしていたり、家事や子育てに忙しい方なら、その場で30分も自由に時間を使えないことが多いでしょう。
マインドフルネスは日常的な家事や仕事で、実践できる練習がたくさんあります。
皿洗いや洗濯、掃除などの家事、歯磨き、シャワーを浴びながら。身体と心を穏やかに調和させるのが、マインドフルネスな日常生活です。
まとまった時間を取るのはハードルが高いけど、料理や洗濯、歯磨き、シャワーを浴びながら身体と心を整えられたら嬉しい。
マインドフルネスで期待できる効果
- 日々のストレスや、嫌な気分の原因「ネガティブな思考パターン」から抜け出すことができる
- 前向きな気分になる
- 感謝の気持ちが自然に溢れてくる
- 小さなことにとらわれず、より大きな目的に意識を向けて生きられる
- 今この瞬間に、幸せを感じられる
思考、感情、波動をリセットできる。負の連鎖や今の状況をより良い方向に変える効果が期待できます。
広島大学が発表した研究では、「マインドフルネス傾向の高い人は、収入と関係なく幸福感が高いこと」が分かっています。
日常生活をマインドフルネスにするエクササイズ6つ
朝起きてから寝るまで、1日のすべての瞬間を通してマインドフルネスを実践できます。
やってみたいと感じたエクササイズに取り組んでみてください。
歯磨きをしながらマインドフルネス
- 歯磨きを始めたら、首とあごの力を抜いて、ゆっくりと鼻で呼吸します。
- 力を入れず、毛先が歯と歯茎の上を動くのを感じましょう。
- 歯磨き粉の味、空気が鼻や口を通り抜ける感覚を感じます。
- 水の感覚に意識を向けて、口をゆすぎ、鼻から深く息を吸い込みます。
- きれいになった歯と清潔な口の中を感じましょう。
- 最後に、歯磨きができることと、健康なご自身の歯に感謝の気持ちを込めて終わりにします。
シャワーを浴びながらマインドフルネス
- まず、シャワーの温度を「あなたが心地良いと感じる完璧な温度」に設定しましょう。
- そして、気持ち良いお湯、ボディソープやリンスの良い香りに感謝し、全身で味わいます。
- どんどん綺麗になっていく清々しさを、全身で感じてください。
- いつものシャワーより長くする必要はありませんが、自分の体に優しく汚れを落としてあげてください。
- 何か次にすべきことを思い出したり、ネガティブな記憶が蘇ってきたら、「ありがとう。気づかせてくれて」と感謝の気持ちを伝えると良いでしょう。自分に優しくします。
感謝してマインドフルネス
感謝の気持ちを高めることで、気分が良くなり、創造性、仕事上の人間関係、仕事の質に良い影響を与えることが、分かっています。
感謝できること、どんな小さなことでも良いので探してみましょう。
自分の体、マインド、友人、家族、家、環境、状況、自然。また、過去の自分や、今の自分の頑張りに感謝してもOKです。
感謝すると、「今この瞬間」に意識を向けることができます。
感謝するには、「今この瞬間の」あらゆる面でポジティブなことに意識を集中させる必要があるからです。
行列に並んでいる間にマインドフルネス
- 今この瞬間に何が起きているか、周りをじっくりと観察してみましょう。
- 何が見え、何が聞こえ、どんな香りを感じていますか?
- そして、自分の意識の中にあるすべてのものを、判断もせず感じてみてください。
- 「長いな、急いでいるのに」など嫌な気分になっているのに気づいたら、「今は辛いね。でも、〇〇が手に入るのは嬉しいね!」と、感謝するか、呼吸に意識を向けて、今この瞬間に意識を戻しましょう。
人とのコミュニケーションでマインドフルネス
家族、友人、同僚、上司など、どのような相手と接する場合でも、より幸せな関係を築くことができます。
- スマホを見たりせず、相手に意識を向けましょう。
- 相手が何をしているのか、意見や態度を、偏見なく観察します。
- 相手の本音を、全身の感覚を使い、積極的に聞き取ろうとしてください。
- 自分の気持ちにやさしく耳を傾け、怒りに任せて反応するのではなく、意識的に自分の言動を選択しましょう。
食事中のマインドフルネス
- 落ち着いて食事をするために、まず深呼吸をしましょう。
- 体の感覚に意識を向けて、「どのくらいお腹が減っているか?」1〜10の数字で表してみてください。最後に食べたのはいつだったか、今何時かなど考えず、思考ではなく、本当に自分の身体の声に耳を傾けます。
- お腹の空き具合に合わせて、何を、いつ、どれだけ食べるかを選択します。
- まず、目の前の食事に感謝したら、最初の3口は心を込めて食べます。味、風味、食感、喜びを感じてください。
- そして、一口一口を楽しんで食べましょう。