マインドフルネスの本を読んでみたんだけど、難しくて・・・
マインドフルネスでは、心の中や、今目の前にあるものを、ありのままに見ます。つまり、マインドフルネスとは気づき(観察)のことです。
今やマインドフルネスは、精神世界に脳化学、そしてビジネスの世界でも注目されていますね。
ただ、マインドフルネス関連の本を読んでみると、難しい用語が並び、よく分からないと感じている人も多いように感じます。
この記事では、分かりやすくマインドフルネスの意味と効果、やり方を解説します。
マインドフルネスとは?
マインドフルネスの定義
私たちの思考は過去にとらわれたり、未来に起きることを予測して、不安になったりしますね。
今でも、過去の失敗を悔やむこと、多々あります。
マインドフルネスでは、今、目の前にあるものや、今の感情、思考に100%意識を向けます。
どうやって?
感覚(呼吸に気づく、体の感覚を感じるなど)をより意識して、「今」にいられるように、練習します。
なるほど〜だから呼吸に意識を向けるんですね。
マインドフルネスは今この瞬間を、判断することなく、より完全に意識する練習です。
宗教は関係ある?
マインドフルネスは、東洋哲学や仏教が起源ですが、宗教的な要素はありません。
どのような信念を持つ人でも、マインドフルネスの効果を受け取ることができますよ。
マインドフルネスはこんな人にお勧め
- 不安や、気分が落ち込むのを感じる
- すぐに気が散って、大切なことに集中できないと感じる
- ストレスを感じている
- 自分を否定しがち
- ありのままの自分を受け入れることが難しいと感じている
- ネガティブな感情にとらわれがち
- 人との距離感がつかみにくい
かなり当てはまる…やってみよう!
マインドフルネスの効果
近年、マインドフルネスに関する研究はどんどん進んでいます。ここでは、注目したいマインドフルネスの効果を紹介します。
ただ、良い面ばかりではなく、自己中心的な意識のレベルが高くなると、精神的な健康状態が悪化する可能性があることも示唆されています。
ヨガや筋トレと同じように、日々の鍛錬が大事です。そして、他の療法や治療と併用することで、より効果が高まる可能性があるのを忘れないでください。
マインドフルネス瞑想の種類とやり方
ひと口にマインドフルネス瞑想と言っても、いろんなタイプのものがあります。
今回は、以下の4つをご紹介します。
- ボディスキャン瞑想
- 呼吸瞑想
- 観察瞑想
- 慈悲の瞑想
これからやり方を説明します。少しでもやってみたいと感じたら、その瞑想にトライしてみてください。
はいっ!
(1) ボディスキャン瞑想
ボディスキャンは、通常は寝たまま、自分の身体のそれぞれの部分の感覚を順番に観察し、最後に身体全体の感覚を観察する瞑想方法です。
音声ガイドを聞きながら行うと良いでしょう。
身体や心が緊張し過ぎているとき、だるさや痛みのあるときにお勧めです。
(2) 呼吸瞑想
呼吸はマインドフル瞑想のとても便利なツール。
いつでも、どこにいても、呼吸を観察することによって、「今、ここ」に意識を向けることができるからです。
呼吸の観察は、すべてのマインドフルネス瞑想の基本となります。
(3) 観察瞑想
自分の思考や感覚を客観的にとらえる瞑想です。
観察が続く限り、思考(雑念)は止まっています。
まず自分の呼吸に意識を向け、落ち着いてきたら、心の中がどんな状況になってるか観察していきましょう。
初心者にはセルフ・ナレーティングがお勧めです。「電車の通る音が聞こえている」「今、明日のプレゼンの心配をしています」など、心の中を実況してみてください。
いつの間にか考えや感情に巻き込まれちゃった時は、どうすれば良いですか?
まず呼吸を観察して、心を落ち着けてから、考えや感情の観察に戻ると良いですよ。
(4) 慈悲の瞑想
自分と自分以外の者との区別をなくすことで、心を落ち着かせる瞑想方法です。
自分を含めた、すべての人々に対して平等に、慈しみの気持ちを向けます。
心の中の自己批判の声が強いとき、愛や喜び、感謝の気持ちなど、ポジティブな感情を高めたいときにオススメ
- 数分でもOKですから、まずリラックスして、心地のよい姿勢で座り、かるく目を閉じて、ゆっくりと深呼吸を2回ほどしてください
- 自然な呼吸に戻し、あなたの大好きな人やペット、思い浮かべただけで幸せな気持ちになる人をピックアップてください
- その人が今、目の前にいると想像して、「〇〇が幸せでありますように」「〇〇が安全でありますように」「〇〇が健康でありますように」「〇〇が愛と感謝と喜びを感じられますように」などのポジティブなフレーズを気持ちを込めて唱えます
- 次に、先ほどのフレーズを自分自身に向けて唱えてください。「私が幸せでありますように」「私が安全でありますように」「私が健康でありますように」「私が愛と感謝と喜びを感じられますように」
- 同じ方法で、他の親しい人にも、愛と慈しみのエネルギーを膨らませて、送りたいだけ送ります
- 最後に、もし可能であれば苦手な人、嫌いな人にも同じフレーズを唱えてみてください。その人の行為を許す必要はなく、命に対して敬意を払います
- 自分自身の身体や呼吸の観察をして、終わりにしましょう