レモンマートル精油の効果効能「抗菌と明るさの香り」アロマセラピー精油事典

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レモンマートル精油

ストーリー

オーストラリア原産で、ティーツリーやユーカリと同じフトモモ科の常緑樹です。

古くから薬草として優れた働きがあると考えられ、ハーブティーとしても有名です。

クイーンズランドの沿岸沿い、ブリスベンからケアンズ辺りまでの亜熱帯地域に自生し、自生したレモンマートルの高さは、3mから大きいもので30mにもなります。

初夏に可愛らしい白い花が咲きはじめ、満開になればレモンマートルの木全体が白い花で覆われます。

エッセンシャルオイルは、10cmほどの大きさになる「葉」を水蒸気蒸留して採取されます。

特徴

「レモンよりもレモン」といわれるほど、強いレモンの香りが特徴です。

レモンのような香りの成分であるシトラールの含有量は、レモンが3~10%なのに対し、レモンマートルでは90~98%も含まれています。

お菓子の香りづけや料理に使われたり、光毒性(塗布した肌が日光にあたるとシミになる)のあるフロクマリンを含まないので、レモンのエッセンシャルオイルの代わりに利用できます。

アロマセラピーでは、風邪やインフルエンザなどの抗菌に使用したり、集中したい時や、気分を盛り上げたい時に使用すると良いとされる精油です。

基本データ

香りの系統:ウッディ系

精油名レモンマートル
学名Backhousia citriodora
科名フトモモ科
抽出部位
抽出方法水蒸気蒸留法
産地オーストラリア
主な成分シトラール(90%〜)、α-ピネン、リナロール、β-カリオフィレン、シトロネラール、メチルヘプテノン、シクロシトラール、ミルセン
透明〜淡い黄色
ノートトップノート
香り強いレモンの香りの中にほのかな甘さがある
レモン精油よりも、強いレモンの香り
禁忌・注意妊娠中は使用しない
光毒性はありませんが、皮膚刺激があるので注意
皮膚に使う場合は十分に希釈する(最大で0.7%が推奨されています)
チャクラ第3チャクラ、第4チャクラ
キーワードワクワク、心を開く
エネルギーの質明るい人生観を育む、活気をもたらす

レモンマートルの効果効能

以下のことに効果があると言われています。

抗菌、抗真菌、鎮静、駆風、抗うつ

よく使用されるケース

  • 抗菌に(風邪、インフルエンザ、カビなど)
  • 気分を盛り上げたいとき、集中したい時に

身体への作用

レモンマートルには、抗菌と抗真菌作用があるので、風邪やインフルエンザの季節に持っておきたいオイルです。

咳や鼻詰まりがある時にディフューザーに入れて使用したり、感染症の予防、お掃除に使うと良いでしょう。

梅雨のジメジメした季節にはさわやかなレモンの香りが気分を爽快にしてくれます。

また、仕事や勉強中に使用するのもおすすめです。

レモンマートルの爽やかな香りは、インスピレーションをもたらしてくれたり、やる気を高め、集中力をUPさせてくれる効果が期待できます。

心への作用

スーッと胸の詰まりが取れて、元気が出る香り。

玄関やリビングで焚くと幸せな気持ちになります。

高揚感と活力を与えてくれる精油です。

さらに、トラウマや恐れ、絶望感、自己否定などの傾向を、スッと手放すのに非常に役立つ可能性があります。

皮膚への効果

吹き出物の予防に良いとされます。

皮膚を刺激し、血行を良くする働きから美肌効果も期待できるでしょう。

ただ、皮膚刺激があるので十分に希釈すること、敏感肌の人は使用しないように注意してください。

レモンマートルの使い方

吸入・拡散、マッサージ、入浴、コスメ

よく調和する香り

ローズマリーラベンダータイム、バジル、カルダモン、フランキンセンス、ヒソップ、ゼラニウムシナモン、クローブ、スイートオレンジ、マンダリン、プチグレン、ベチバー

参考文献

「アロマセラピー完全ガイド 」サルバトーレ・バタリア著
「Essential Oil Safety: A Guide for Health Care Professionals」Robert Tisserand , Rodney Young

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