1日の疲れを癒してくれて‥さらに美しくなれる女性に嬉しいヨガってありませんかね?
それなら、月礼拝は、美容効果が高いことで有名です。
ぜひ、美しい女神のエネルギーを一緒に感じてみましょう!
月礼拝とは?
月礼拝はサンスクリット語で「チャンドラ・ナマスカーラ」Chandra Namaskar と言います。
- チャンドラは、月
- ナマスカーラは、礼拝、挨拶の意味です。
英語ではMoon Salutation(ムーンサルテーション)と呼びます。
月礼拝は、月の満ち欠けをイメージした17のポーズで構成されています。
月礼拝と太陽礼拝の違いは?
太陽礼拝は、前屈や後屈をおこない、太陽に敬意を表し挨拶をするように直線的でダイナミックに動き、月礼拝は、ポーズを横へと曲線的にとっていきます。
どんな時にすれば良いのでしょう?
太陽礼拝は1日を元気にスタートさせたいときに、月礼拝は心と体を落ち着けたいときにオススメです。
月礼拝は、山のポーズから始まって、月の満ち欠け、月の光と関係する海の潮の満ち引きを「コブラのポーズ」までで表現しています。
太陽礼拝 | 月礼拝 | |
動き | 直線的、ダイナミック | 優雅、しなやか |
特徴 | エネルギーを高める、心身に活力を与える | リラックス、受け入れる力、瞑想的 |
月礼拝の効果は?
心が落ち着いてくる
月礼拝は体と心を落ち着かせることに重点を置いています。
忙しいライフスタイルの中で、1日の疲れをとり、明日の活力を養うのに効果的。
心と体をリラックスモードに、質の良い睡眠へと導いてくれますから、夕方以降に行うのがオススメです。
しなやかで美しい身体づくりに
月礼拝は、しなやかで美しい女性の身体づくりに向いているシークエンス。
優雅で流れるような動きの中には、強さと柔らかさの美しいバランスがあります。
静かに内側からじわじわと効いてくるので、きついと感じられる方も多いです。
焦らず、女神になったように、いつもとは違うペースを楽しみ、動きの「質」に意識を向けてみると良いでしょう。
骨盤の位置を整える
月礼拝のポーズの多くは、骨盤周りを刺激し、骨盤を正しい位置へと整えやすくしてくれます。
血液の流れも促され、生理痛やPMS、冷え性やむくみの緩和が期待できるでしょう。
月のエネルギーと調和する
満月や新月のときに出産が多くなるように、女性の身体と月のエネルギーは強く結びついています。
月のエネルギーと調和すると、心と身体の浄化、創造性を促すことができると考えられています。
月礼拝では、情緒的な優雅さ、優しさを大切に礼拝すると、内側に芽生える何かを感じられるのではないかと思います。
月礼拝はいつすると良い?
- ヨガの練習の最後に: 月礼拝は、ヨガの練習やヨガのクラスの最後に実行して、ワークアウト後に体を冷やし、バランスをとります。
- 夕方〜夜寝る前に:安定したゆっくりとした呼吸に合わせて行うと、リラックスして眠りにつけるでしょう。
- 新月&満月の夜に:月のサイクルに合わせて、新月や満月の夜に行うと浄化効果が高まるでしょう。
月礼拝は陰のエネルギーなので、心や身体をクールダウンしたい時に行うと良いです。
例えば、夏には月礼拝を多く取り入れて、冬には太陽礼拝を多めにする。
季節に合わせて、必要なエネルギーを補足するようにすると、さまざまなレベルで調和とバランスを生み出すことができます。
活力が必要なのか、リラックスが必要なのか?自分自身に聞いてみてください。どのポーズも、あなたが気持ち良いと感じられることが大事です。
月礼拝のシークエンスとポーズ名
太陽礼拝と同じく、月礼拝のシークエンスにも、いくつかバリエーションがあります。
「絶対こうでなければならない」というルールはありませんから、無理せず、身体の声に耳を傾けながら、一緒にチャレンジしてみましょう。
(1) 山のポーズ
- 背筋をまっすぐにして立ちましょう。
- 両足は腰幅程度に広げます。
- 胸の前で合掌し、心を落ち着けて息をふぅ〜と気持ちよく吐きます。
効果:集中力UP、冷え・姿勢の改善
(2)立位の三日月のポーズ
- 息を吸いながら、両手を頭の上に持ち上げます。
- 息を吐きながら、上半身を左側に倒していきます。
- 再び息を吸いながら中央に戻ったら、同じように右側に倒します。
- 息を吸いながら中央に戻しましょう。
効果:イライラ解消、リフレッシュ、ウエストと背中のシェイプ
角度は浅くてもOK!深ければ良いとうい訳ではなく、心地良く呼吸ができる角度が大事です。
(3)女神のポーズ
- 息を吸いながら、左足を大きく踏み出して開き、つま先を少し外に向けます。
- 息を吐きながら、両肘と膝を曲げ、スクワットをするように腰を落としていきます。
- 女神になったように、優しく微笑みましょう。
効果:心身の安定、下半身の筋力強化、むくみや冷えの改善
(4)星のポーズ
- 足は開いたまま、膝と肘をまっすぐに伸ばしていきます。
- 両腕は肩と一直線になるように伸ばします。
- 星のように、煌めく光をイメージしましょう。
効果:心を前向きに、体幹の強化
(5)三角のポーズ
- 両足は大きく開いたまま、左足のつま先を30度くらい外側に向けます。
- 息を吐きながら、上半身を左側にスライドさせていきます。(下半身は安定させたまま、左指先が身体の中心から伸ばされるようなイメージで)
- 左手はすねや足首に軽くおき、息を吸いながら右手は天井に向かってまっすぐ伸ばします。
- 目線は上に向けましょう。
効果: 集中力UP、リフレッシュ、脚&ウエスト&背中のシェイプ
(6)わき腹を強く伸ばすポーズ
- 右腕を下げ、息を吐きながら上半身を骨盤から、左足の上に前屈していきます。
- 両足でしっかり床を踏み締めて、両手は床、または膝や太ももに置きます。
効果: 集中力UP、リラックス、冷えやむくみの改善、足のシェイプ、美肌に
(7)三日月のポーズ
- 左膝を曲げ、右膝は床につけ、腰を落としていきます。
- 息を吸いながら両腕を天に向けて伸ばし、上体を起こします。
- 月夜の晩に、インドとスリランカ上空を飛ぶ猿の神様をイメージしてみましょう。
「三日月のポーズ」の、サンスクリット語本来の意味は「猿神のポーズ」。王妃を救う勇敢な猿の神様です。
効果:集中力&活力UP、 冷えやむくみの改善、美肌に
(8)サイドランジ
- 両手を床に下ろしたら、身体の向きを正面に戻します。
- 左膝は曲げたまま、ゆっくりと右足を横に伸ばしましょう。
- 右足つま先は天井に向け、背筋は伸ばして胸の前で合掌します。
効果:集中力UP、リラックス、足のシェイプ、美肌に
(9)花輪のポーズ
- 伸ばしている右足を引き寄せ、つま先を45〜90度外側に向けて、しゃがみます。
- 背筋は伸ばして胸の前で両手をしっかり合わせ、息を吐き切りましょう。
- 両手は床と前腕が平行になるようにし、肘と膝をお互いに押し合います。
効果:リラックス、股関節の柔軟性UP、姿勢改善、骨盤底筋の強化
(10)サイドランジ
ここから折り返して、反対の足で行っていきます。
- 右膝は曲げたまま、ゆっくりと左足を横に伸ばしましょう。
- 左足つま先は天井に向け、背筋は伸ばして胸の前で合掌します。
- 息を吐きながら、右足に向かって上半身をスライドさせて、両手を右足の内側に置きます。難しい場合は、床ではなく、右足の太ももに手を置いてください。
(11)三日月のポーズ
- 息を吸いながら、右足のつま先をマットの右側に向け、右ひざを右足首の上になるように合わせます。
- 左ひざを床につけ、左足の甲で押すようにします。
- 息を吐きながら、指先をマットにつけます。
- 息を吸いながら、両腕を天に向けて伸ばしましょう。
(12)わき腹を強く伸ばすポーズ
- 息を吸いながら、両足をまっすぐに伸ばします。
- 息を吐きながら、右足の上に上体を倒しましょう。
- 両足でしっかり床を踏み締めて、両手を床、または膝や太ももの上に置きます。
(13)三角のポーズ
- 息を吸いながら、左手を天に向けてまっすぐ伸ばします。
- お腹に力を入れて、身体を真横に倒しましょう。
- 右手は左足のすねか足首にそえ、息をすべて吐き出します。
(14)星のポーズ
- 息を吸いながら膝と肘をまっすぐに伸ばし、足を大きく広げます。
- 両腕を肩と一直線に伸ばしたら、手のひらを上に向けましょう。
(15)女神のポーズ
- 両足のつま先を外側に向けます。
- 息を吐きながら、両肘と膝を曲げ、腰を落としていきます。
(16)立位の三日月のポーズ
- 息を吸いながら、足をまっすぐに伸ばし、左足を右足の横に揃えて、両手を横から頭の上で合わせます。
- 息を吐きながら、上半身を右側に倒していきます。
- 再び息を吸いながら中央に戻ったら、同じように左側に倒します。
- 息を吸いながら中央に戻しましょう。
(17) 山のポーズ
- 手を胸の前で合掌します。
- ゆっくりと2~3回呼吸しましょう。
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