ヨガの効果が知りたい！いつから効果が期待できる？心と体に起こる12の変化

ヨガの効果

まず、一般的に言われているヨガの効果を以下にまとめました。

ヨガのエネルギー

ヨガが目指すのは、最高バージョンの自分へのシフト。完全に調和がとれ、人が輝きに溢れている状態のことです。

参考図書：新版インテグラル・ヨーガ パタンジャリのヨーガ・スートラ

ヨガの効果：心の変化６つ

(1)幸せになる

研究で、定期的なヨガはうつ病を改善することが明らかになっています。ウィスコンシン大学のリチャード・デビッドソン博士は、瞑想者の左前頭前野の活動が高まっていることを発見し、幸福度の高さや免疫機能の向上と相関していることを明らかにしています。長期的に瞑想に励んでいる人は、より活性化することもわかっています。

(2)集中力が高まる

ヨガは「今この瞬間の自分の身体」に意識を向けます。今ここに意識を向けるトレーニングになります。また、定期的にヨガを行うと、協調性、反応速度、記憶力、IQのスコアが上がることが明らかになっています。

(3)心が安らぐ

ヨガは恐れや、怒り、不安、悲しみなどの感情をしずめ、心を安らげてくれます。

(4)自尊心を高める

ヨガの練習は、自分を見つめ直し、「内面的な気づき」を促します。より良くなることを意図して、定期的に練習するうち、自尊心は自然と育っていくでしょう。

(5)内なる強さを得る

ヨガは、心と身体の強さを同時に育みます。忍耐力や行動力が身に付く。あなたの人生に変化を起こす、素晴らしい手助けをしてくれるはずです。

(6)人間関係に役立つ

ヨガは、気づきを促します。そして、気づきが深まれば深まるほど、怒りや不安などの感情を鎮めやすくなります。相手と自分を繋ぐ愛や思いやりの感情を高め、一歩引いた視点で状況を観察する。ヨガの練習は、より良い人間関係を作るのに役に立つはずです。

ヨガの効果：身体の変化６つ

(1)デトックス効果

ヨガはリンパの流れをスムーズに、また腸や筋肉をほぐして、内臓機能を高めてくれます。その結果、むくみ、肌荒れ、便秘などの原因となる老廃物がたまらないので、デトックス効果が期待できるでしょう。

(2)減量と太りにくい身体作りに効果的

ヨガを週１回30分以上（少なくとも4年間）続けている人は中年期に体重増えにくい、太っていた人は体重が減ることが分かっています。

この理由を、研究者たちはマインドフルネスな食事にあると分析しています。本当にお腹が減っているのか？また、どのくらい減っているのかなどを敏感に感じ取り、より自分の身体と調和していることが考えられます。

(3)柔軟性が高まる

美しい姿勢と、しなやかな身体づくりには柔軟性が欠かせません。柔軟性はヨガで得られる分かりやすい効果の１つ。

最初は、つま先に触れることもできなかったのに、続けるうちに身体がほぐれて、触れられるようになったり、出来ないと思っていたポーズもできるようになるのを感じるでしょう。

(4)消化機能が高まる

ヨガの腹式呼吸では、横隔膜が上下に大きく動きます。これによって、内臓機能が高まり、便秘や下痢、胃の不快感などが和らぎ、消化器系トラブルの解消にもつながるとされています。

(5)血流が良くなる

身体の動きと呼吸の相乗効果！酸素をたっぷりと含んだ血液が全身をスムーズに流れます。冷え性や肩こりなど、慢性的な身体の悩み解消に効果的だと言われています。

(6)インナーマッスルが鍛えられる

インナーマッスルが強化されます。インターマッスルを鍛えると、安定感が出てポーズが取りやすくなってきますから、さらにヨガをするのが楽しくるでしょう。また、筋肉が活性化されると、基礎代謝量がアップして太りにくい体質になる効果も期待できます。

ヨガの効果が出てくるのはいつ？

ヨガで強い身体を作る場合

週２回行うなら、８週間かかる計算になります。また、穏やかなタイプのヨガが好きな人は、ヨガ以外の運動も一緒に行った方が効率が良いでしょう。

ヨガで心の変化を感じる場合

ヨガは心の科学と呼ばれるほどで、私たちの内側に働きかけ、１回でも効果を感じやすいです。もちろん継続すれば、さらに効果を実感でます。

呼吸に集中することで、心や思考、色々な「気づき」が生まれますから、焦らず続けましょう。

例えば、前向きな思考、忍耐力、行動力、自分軸、安定感などが身につき、人生を前向きにとらえることができます。

少し休んだとしても、また始めれば良いですし、身体の細胞や内側は喜んでいるのを感じてみてください。

ヨガでダイエットする場合

ヨガのスタイルは多種多様で、その強度も様々です。ハーバード・ヘルス・パブリッシングによると、ハタ・ヨガの場合、1時間あたり240から356キロカロリーを消費するという見積もりを出しています。

これは時速5.6キロ（速いペース）のウォーキングとほぼ同じカロリー消費量です。

さらに、ヨガをする若者は、野菜や果物を多く摂取し、ジャンクフードや甘いものの摂取が減るとの研究結果もあり、「健康的な食事へのシフト」が期待できます。

また、1ヶ月に減らす体重は5％までにすると、長期的に体重を維持できる可能性が高くなると言われています。