ホーウッド(芳樟 ホウショウ)精油
ストーリー
ホーウッドは、ローズウッドが手に入りにく時期に、代用品として注目された精油です。
香りは美しいフローラルノートがあり、ローズウッドと似ていますが、ややシャープでスッキリとした甘い香り。
リナロールを多く含むことから、日本では天然香料抽出のため昭和22年に台湾から種子が持ち込まれ栽培がスタートしました。
特徴
和名は「芳樟(ホウショウ)」
台湾原産の広葉常緑樹で、クスノキの変種と言われています。
リナロール(〜95%)が主成分の、皮膚に優しいオイルです。
主に、台湾や中国南部に分布し、日本では九州や四国で栽培されています。
多くのメーカーが、中国産の芳樟を販売していますが、日本産の精油もあります。
1941年から続く鹿児島県のハーブ農園「香料園」さんの芳樟は、どこか懐かしい香り。
少量でもよく香ります!
基本データ
香りの系統:ウッディ系
精油名 | ホーウッド、芳樟 |
学名 | Cinnamomum camphora |
科名 | クスノキ科 |
抽出部位 | 木部 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
産地 | 台湾、日本、中国 |
主な成分 | リナロール(〜95%)、リナロールオキシド、フェンチルアルコール、ドデカン、ウンデカン、ドデセン、ミルセン |
色 | 淡い黄色 |
ノート | ミドルノート |
香り | 温かみのあるウッディ調の香り フローラルでややスパイシー |
禁忌・注意 | 特になし |
チャクラ | 第1チャクラ、第3チャクラ、第7チャクラ |
キーワード | つながり、目的、行動力 |
エネルギーの質 | グランウンディングを促し、その土地やそこに住む人(祖先も含め)との繋がりを深める |
ホーウッドの効果効能
以下のことに効果があると言われています。
強壮、抗炎症、抗ウイルス、抗うつ、抗菌、抗真菌、抗不安、神経強壮、鎮静、皮膚再生、免疫調整
よく使用されるケース
- 心に(ストレス、うつ、不安など)
- スキンケアに(老化肌、吹き出物)
心と身体への作用
ホーウッドは、ストレスや緊張を和らげる精油として有名です。
気持ちを強く持ちながらも、心身をリラックスさせてくれます。
安心できる、懐かしい誰かが側にいて、話を聞いてくれているようなイメージの香り。
また、ホーウッドは免疫系をサポートしてくれ、鎮静作用から不眠にも有効とされます。
皮膚への作用
特に、年齢が気になる肌ケアに◎
オイリースキン、ドライスキンどちらの方でも使用できます。
ブレンドに使用すると相乗効果が得られますし、スキンケアでは皮膚再生を促しますから、マッサージや入浴に使用できます。
スピリチュアルな作用
人生において、変化が必要な分野と向き合う手助けをしてくれます。
また、「瞑想的な香り」として有名で、瞑想時のブレンドに使用されることが多いです。
ホーウッドは、繋がりを深めると同時に、行動力を高めてくれる精油。
その他には、サンダルウッド、アミリスも瞑想的な香りとして知られます。
宇宙と自分を繋げるセンタリングには、
- タンジェリン
- レモン
- カルダモン
- バニラ
スピリチュアルな目醒め(本当は何でもできる本来の自分の意識に戻る)には、
- グレープフルーツ
- オレンジ
- マンダリン
- ライム
が、役に立つと言われています。
自分にはどの精油が合っているか?ブレンドして実際に使ってみると良いでしょう。
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ホーウッドの使い方
吸入・拡散、マッサージ、入浴、湿布、コスメ
よく調和する香り
スイートオレンジ、ベルガモット、ネロリ、ライム、ゼラニウム、サイプレス、ラベンダー、サンダルウッド、フランキンセンス、シダーウッド、シナモンなど
参考文献
「アロマテラピー精油事典」 バーグ文子著
「The Fragrant Heavens」Valerie Ann Worwood