最近、アロマに興味があって。
頭痛に効くアロマを試してみたいのですが、何かオススメありますか?
もちろん、ありますよ〜。
今回は、頭痛や片頭痛に効果的な精油と、興味深いアロマセラピーの世界のこと、お伝えいたしましょう。
頭痛・片頭痛に効果的な精油5選
(1)カモミール・ローマン
エッセンシャルオイルの中でも、作用が最も穏やかなオイル。
リンゴのような甘い香りで、気分をやわらげ、不安を取り除いてくれる効果があります。
片頭痛、頭痛、不眠症の緩和に使用されます。
中医学によると、カモミール・ローマンは気(エネルギー)の流れを良くしてくれるそう。
また、「サトルアロマセラピー」では、スロートチャクラとの関連が。
最高バージョンの自分を表現するのを助けてくれます。
サトルアロマセラピー?
パトリシア・デーヴィスが1991年に提唱した新しいスタイルのアロマテラピー。
精油が持つ「目には見えないエネルギーの性質」をチャクラや感情、精神(スピリチュアル)領域に働きかけるヒーリング方法です。
(2)ユーカリ
鎮痛や抗菌の作用があるユーカリの精油は、筋肉と心の両方に、リラックス効果をもたらしてくれます。
鼻詰まりや呼吸を楽にしてくれるので、頭痛の原因となる副鼻腔の緊張を和らげる効果があります。
また、サトルアロマテラピーでは、言い争いやケンカがあった場所、ネガティブなエネルギーを感じる場所の浄化に使用します。
(3)ラベンダー
ラベンダーオイルはポピュラーで、用途が広いエッセンシャルオイル。
ストレス解消や、心を安定させるためによく使用されます。
研究によると、ラベンダーのエッセンシャルオイルを15分間吸い込むと、片頭痛の痛みが大幅に軽減されたと報告されています。
また、上位のチャクラ(第5〜7チャクラ)と下位のチャクラ(第1〜3チャクラ)の調和をもたらしてくれるとされます。
動揺があるときは心を落ち着かせ、気持ちをなだめるし、落ち込んでいるときには気分を高め、勇気付けてくれる。
その人のニーズに合わせて、効果を発揮すると言われています。
へ〜素敵〜!
フィリップ・メユビオ氏(アロマセラピー研究家)は、ラベンダーの性質を、最高の慈悲を持つマザーテレサになぞらえています。
(4)ペパーミント
ペパーミントオイルは、頭痛や片頭痛によく使われるエッセンシャルオイルの1つです。
筋肉をリラックスさせ、痛みを和らげる効果が期待できます。
サトルアロマセラピーでは、インスピレーションと明晰さが欲しい時に役立つとされます。
(5)ローズマリー
ローズマリーには、ストレス解消や鎮痛作用があるとされ、昔から薬として使用されてきました。
古代エジプト、ギリシャ、ローマ人たちはローズマリーを聖なる植物と考えていました。
不眠症の軽減と筋肉をリラックスさせる効果もあるので、頭痛の改善に役立つでしょう。
また、第6チャクラと関係し、明晰な思考をもたらすと言われています。
頭の中の記憶を整理したいとき、大切な決断をするとき、集中力が下がっているときに役立ちます。
精油(エッセンシャルオイル)の効果的な使い方は?
エッセンシャルオイルを使用する際、最も効果的な方法は「吸入」なので、可能であれば選択してください。
吸入が有効だとされる症状は以下です。
- ストレス
- 精神的・肉体的な疲労
- 頭痛
- 呼吸器系の不調
- 風邪
- のどの痛み
- 鼻詰まり
- 咳など
では、ディフューザーを買うべきですか?
あった方が効果的ですが、なくても大丈夫。
ハンカチやティッシュに垂らす簡単な方法もありますよ。
一番簡単な吸入方法
エッセンシャルオイルをティッシュやペーパータオル、ハンカチ等に垂らして、定期的に吸入します。
一番効果的な吸入方法
最も効果がある吸入方法は、アロマディフューザーか、アロマポット(アロマランプ)を使ってエッセンシャルオイルを吸入する方法。
アロマポット(アロマランプ)は、加熱式アロマディフューザーのことです。
アロマポットを使う場合
- 受け皿に少量に水を入れて、エッセンシャルオイルを5〜10滴垂らします。
- キャンドルに火をつけたら、15〜30分火をともした状態にしておきます。
安全に使用するために、火がついている間は、そばを離れないこと。
そして、受け皿のオイルと水を完全に蒸発させないことを心に留めておいてください。
持ち運べる!頭痛の時のアロマレシピ
フィリップ・メユビオ氏(アロマセラピー研究家)はローズマリー(1,8-シネオールケモタイプ)を「ペパーミント」と「ラベンダー」とブレンドすると、頭痛の軽減にすばらしい効果を発揮すると言っています。
ロールオンアロマ:頭痛緩和ブレンド
yoga journalによると、以下のレシピは「頭痛の緊張を和らげ、明晰さを促進するのに最適なブレンド」とのこと。
ハーバード大学医学部教授で、マサチューセッツ総合病院の統合医療プログラムの創設者であるNada Milosavljevic(医学博士)によるレシピです。
材料
- ロールオンボトル1つ:下のような遮光タイプがオススメです。
- ラベンダー8滴
- ペパーミント2滴
- ローズマリー4滴
- ユーカリ4滴
- パチュリ4滴
- 10 mLのオリーブオイルまたはココナッツオイル
作り方
ロールオンボトルの中にすべての材料を入れ、竹串などでよく混ぜたら完成です!
使い方
敏感な方はパッチテスト(二の腕の内側などの皮膚が柔らかい場所につけ、24~48時間放置し異常がないか調べるテスト)をしておくと安心です。
こめかみ、耳の後ろ、額、首筋などに適量塗りましょう。
このとき、目には触れないように注意してください。
保存期間は冷暗所で1か月ほどです。
まず最初は、100均のアロマで試してみようかなぁ〜
100均のアロマオイルは、精油(エッセンシャルオイル)ではないんです。
香りを楽しむものなので、肌につけるのはやめておきましょう。
精油(エッセンシャルオイル)は100%天然由来のオイルのこと。
専門店以外で売っているアロマオイルには、香料と石油系やアルコール系の不純物が混ざっていることが多いです。
高品質の精油なら、以下の情報が必ず、簡単にわかるようになっています。
- 学名
- 抽出部位(オイルによっては部位によって品質が変わってくる)
- 原産国(国によってかなり化学成分が違うため)
- 抽出方法
学名は、例えばカモミールなら「ローマンカモミール」「ジャーマンカモミール」「モロッコカモミール」のどれなのか?記載されています。
芳香剤のように、香りだけを楽しむなら、エッセンシャルオイルが薄められていたり、他の物が混ざっていても問題ないかもしれません。
でも、アロマセラピーに使うなら、信頼できる販売店から購入するのが大切です。
参考文献:「アロマセラピー完全ガイド」サルバトーレ・バタリア 著